以下、「八つ墓村」のネタバレあり。

冒頭の狙撃シーンは、いわゆる「津山三十人殺し」をヒントにした、多治見要蔵の大量殺人であり、かつ事件のトリックにあたる「木を隠すなら森の中」的のもの。同様のトリックは他の有名な推理小説にも、見受けられる（タイトルはあえて伏せます）。

そのあと、トムはたったひとりで敵チームに挑む･･･と思ったら、海軍おじいちゃんも参戦。殺伐とした展開の中に「ゆるさ」があって、個人的には好きです。

敵の狙撃手、『ダイハード・ラストデイ』でウィリスの息子を演じているんだが、ずいぶん体格が違って見えるなぁ。

邦題ですが、この男を主人公に、続編ができても不思議ではないので、ずばりそのまま「ジャック・リーチャー」が一番しっくりするんだけど、まさか、邦題考えたのは戸田奈津子？