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[コメント] ホワイトハウス・ダウン(2013/米)

なぜ、同じ時期に「ホワイトハウスもの」が2本も製作されたのか判らないけど、こっちのほうが好きかも。(『エンド・オブ・ホワイトハウス』のネタバレも含みます)
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







エンド・オブ・ホワイトハウス』Vs『ホワイトハウス・ダウン』5本勝負。

(1)主役の演技対決。

「マッチョ」ジェラルド・バトラー × 「色男」チャニング・テイタム。アクションの「質」が、まったく異なり、『ランボー』×『ダイハード』みたい。演技力は「互角」だが、「アクション」ではバトラー(「エンド」)の勝ち。

(2)子供対決

どちらにも「ホワイトハウス大好き」な子供が登場。その中で、その存在をストーリーの中でちゃんと生かした、「ダウン」の圧勝。

(3)動機対決

「テロ」という大雑把な言葉の影で、動機・目的が見えにくい「エンド」に対し、「大統領に対する復讐」という個人的な動機があり、判りやすかったので、「ダウン」の辛勝。ただ、新鮮味はない。

(4)女優対決

「エンド」ではアシュレイ・ジャド、ラダ・ミッチェル、アンジェラ・バセットらが並ぶ中で、なんと言ってもメリッサ・レオ。人質となって、敵に痛めつけられても、最後まで国家に忠誠を誓うその姿は圧巻。マギー・ギレンホールは「身の丈の演技」が身上の女優なので、歯が立たず、「エンド」の圧勝。

(5)大統領対決

アーロン・エッカートと、ジェイミー・フォックス。「耐え忍ぶ大統領」と「戦う大統領」。どちらもその持ち味を十分に発揮していたので、「引き分け」にしました。逆にしてみよう。「戦うエッカート」と「耐え忍ぶフォックス」・・・・・・う〜ん、見たくない(見てみたい?)

あれ?二勝二敗一分になってしまった。もう二番追加で七番勝負に。

(6)裏切り者対決

どちらも大統領SPの「身内の裏切り者」が手引きしているが、首謀者カンの影で、「誰だっけ?こいつ」な「エンド」と、自ら指揮して実働部隊を動かしていた「ダウン」では、動機も含めて判りやすく、なおかつ、もう一枚「隠し玉」がある「ダウン」の寄り切り。実はモーガン・フリーマンが「それ」だったら、と思ってみていたんだけど、残念。

(7)作戦対決

どちらも、占拠するために、かなり現実離れした「チカラわざ」で遂行された。特に「エンド」は攻め込む方、「ダウン」は守るほうにかなりの「アナ」があり、鮮やかに決まる!とは言いがたく、これも「引き分け」

●最終成績 三勝二敗二分けで、『ホワイトハウス・ダウン』の辛勝。しかし、個人的な好き嫌いでは、だんぜんこっちのほうが好き

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)まー[*] 3819695[*] 死ぬまでシネマ[*]

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