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[コメント] 大統領の執事の涙(2013/米)

邦題の「の涙」は邪魔だ。セシルはあくまでもホワイトハウスの執事。あくまで「執事としての視点」で大統領を見ているのには感心したが、もう15分長くして・・・。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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できればもう15分長くして、7人の大統領をみる「セシルの視点」をちょっと見たかった。扇情的な部分は息子専門で、自分はじっと押し殺していた。

しかし、これ、「ほんの40〜50年前の話」だよ、実際。クライマックスでセシルが語る、「遠い他国の人権問題には、ものすごく干渉するのに、自国の人権問題には、長い間放置されていた」というようなくだり。(多分そんな感じ)。昨今のウクライナ情勢でも変わっていない。深く考えさせられた一本でした。

歴代の大統領を演じる俳優陣たち。特にレーガンのアラン・リックマンはよく似ていたね。「政治的」ではなく、「人間性」を少々デフォルメしていた。配役はよく考えたね。ジョンキューやマーズデンとか。某金髪女優さんとのラブロマンスなんかも、ちょっと織り交ぜてほしい気もする。

黒人仲間はキューバ・グッディンJrとテレンス・ハワードが同じ顔に見えてしまった。そこそこなの知れた俳優なのに、区別かつかないなんて、ちょっとショック。

(評価:★4)

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