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[コメント] ホビット 竜に奪われた王国(2013/米=ニュージーランド)

あまり3Dでは観ない私が、3Dで観ればよかったと、ちょっと後悔する。オリーそっくりのルーク・エヴァンスが、『三銃士』に引き続き共演。一瞬、オリーの二役かと思ったよ。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いやー中身の濃い時間だった。「指輪」も含めて、上映時間が長いので、見る前にちょっと気合を入れないと足が向かないのだが、見てしまえば、あっという間の2時間40分。

前作も、指輪も、一段落して「終了」する。私たちは、次の冒険に備えて一年待つのだが、今回は実に「続きが気になる」ところで話が終わる。あー、早く続きが見たいよ。

話も内容もさることながら、実に「観る者の眼」を意識して、アクションを作っているなぁという印象。もちろん3Dような部分もあるけど、例えば、樽が川を下るシーンなんか、一つが、流れから外れて、バウンドしながら転がってゆくから、自然とそこへ目が向くんだな。うまい!

3Dで観ればよかった!と思ったのは、最後の「金の竜」。羽ばたきとともに、金粉となって飛んでゆくところ。そういえば竜の声は、今を時めくカンバーバッチだ。乗ってるときは、こんな仕事も入るんだね。

相変わらずドワーフ13人の区別が、王様の息子以外がよく判らない。せめて服の色をもっと派手にして、それで覚えるようにすればいいのにと思っていたところにキーリ(エイダン・ターナー)登場。まさかの異種族間の恋愛モードへ。ここにきて、はじめて「こんな若い男前なドワーフがいたんだ」と、再認識。

今回、エルフとドワーフの確執がはっきりと描かれていたので、エルフがどういう立場なのかがちょっとだけ判った。すこし「上流意識」みたいなものもあるのかな?とも感じた。

そしてレゴラス再登場。「指輪」から10年以上たつけど、相変わらず凛々しい姿ではあるが、「指輪」の時には、「弓の名手」としてひたすら格好いい役だった。今回は、いろいろ「エルフとして」「レゴラスとして」の行動があったので、前回よりも共感しやすい(「醜い」を連発していたね)。アクションも結構エネルギッシュだった。

もう一人のエルフ「タウリエル」は、ほかに目立った女性が出てこないので、実においしい役どころ。おかげでキーリが引き立った。

さて、肝心のビルボは、「指輪」のフロド同様、なんか地味だが、仕方ないのか。それ以上にカンダルフの行動がよく判らなかった。

あー、書きながら、結構熱くなってきた。それにまだ前作のレビューを書いてないんだ。すこし忘れかけているのも事実。やばいな。来年まで待てるかな?。

(評価:★5)

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