[コメント] ノア 約束の舟(2014/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
旧約聖書の中の超有名なお話、とは判っていたけど、具体的には判っていなかった「ノアの方舟」。
この映画の顛末が、旧約聖書の内容と同じなのか、脚色しているのかは判らないが、後半のノアの言動は、かなりげんなり。すごくイヤな気持ちになった。
洪水が押し寄せて、逃げ惑う人々の悲鳴は、「タイタニック」の救命ボートの上に乗っているような感覚。そして「人間をこの世に残さない」のが目的ならば、ノアの行動は筋が通っていない。その「覚悟」があるなら、「家族も乗せない」のが本当でしょ。「家族は乗せる」なら、ホプキンスも乗せなさいよ!
その挙句、産まれた双子を見て「愛しかなかった・・・」だなんて、身勝手にもほどがある。(気持ちはわかるけど)
じゃぁ、次男の連れてきた女の子を見殺しにしたのも、逃げ惑う人々を見ごろしにしたのも、何だったんだ。私が神様なら「怒る」よ。
と、なんだか愚痴ばかりだ。おそらく次男のハム君か、ハーマイオニー・・・じゃなかった、イラちゃんの目線でこの映画を見た人は多いはず(私も)。ならば、ノアの言動も、この映画の顛末も「許せない」気持ちになるのは仕方ない気がする。
プラスのポイントは、ちょっと「巨人」が格好よかった。あとエマ・ワトソン。
子役の女の子は、成長すると「微妙」な場合が多い。つい最近見た『ポンペイ』のヒロインも、『レモニー・スニケット』の頃はあんなに可愛かったのに、かなり微妙だった。ダコタちゃんも安達祐実と化したが、そうはならなくてちょっと安心した。どちらかといえば、ジョディ・フォスターに近くなるんじゃないだろうか?顔も、存在自体も。そういう意味ではちょっと心配。
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