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[コメント] ワイルド・スピードSKY MISSION(2015/米)

かなり甘めだけど、楽しかったし、シリーズの最後を飾るにふさわしい、佳作。(っと思ったら、「FF8」の製作が発表されたらしいので、ちょっと残念。)
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いや、まずはポール・ウォーカーよりも、ジェイソン・ステイサム。現役のTOPアクション俳優が「悪役」(というより「敵(かたき)役」)やってるんだから、面白いに決まってるね、確かに。

Vsヴィン・ディーゼル、Vsロック様。このスキンヘッド・ハゲ対決は見応えがあった。ある意味「トリプルX Vs トランスポーター」だ。ヴィンは’67.07.18生、ステイサムは’67.07.26生。私と数日違いの誕生日ということもあり、2人とも好きな俳優。ちなみにロック様は'72生まれで2人より5つも年下。見えない!

車対決、ってよりは「肉弾戦」だけど。次回策の「8」でもまたステイサムは登場しそう。「共闘」という形で。それは見たい気もするし、見たくない気もする。ってより、「7」で最後にするべきだよ、やっぱり。

実はこのシリーズ、全部見たわけではない。「1」→「2」でテンション落ちて(ヴィン出てないし)、もう「3」は最初から見る気がなかった。で、「4」が結構面白くって、それでも「5」を見損ねた。「6」も面白い。

で、この作品。一番面白いぞ。もちろんステイサムの「加点」は大きい。そして、ポール・ウォーカーの「悲劇」もあり、かなり感傷的に見たのは間違いない。最後、ヴィンとポールが「別々の道へと進んで行く」ところはジーンときちゃったよ。そして「FOR PAUL」のテロップ。ないちゃったよ。ブライアンのシーンは、ポールの死後。彼の2人の弟が代役を勤めたそうだ。事前に聞いていたので、「これは本人?弟?」と観察していたが、あまりよく判らなかったから、どっちでもいいや。そこまでがんばって、みんなで作った映画だということが感じられた。

少し気になったのは「車への異常なまでのこだわり」や「チューンナップ」がたくさんあった初期の作品とは、だいぶ作風というか、アクションの質は変わった。進化したというべきなのかどうかは判らない。

もうひとつ、最近のハリウッドは「チャイナ資本」が席捲しているせいか、今作ははっきりと「日本車」が減った。それは残念。特にポールは日産GT−Rを大事にしてくれていたのに。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ロープブレーク[*] starchild

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