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[コメント] オデッセイ(2015/米)

「宇宙もの」、好きなんですが、かなり毛色の変わった映画だ。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







邦題『オデッセイ』・・・・直訳すれば、「放浪記」「漂流記」とかだろうか?。でもその邦題とは裏腹に、ほとんど「スリル」とは無縁の、「火星での暮らし」を楽しんでいる、挑戦している、という感じの、「ちょっとワクワク」しながら見ることができる映画でした。

もちろん、いろんな危機や、障害がおきるが、主人公マークが、かなり「前向き」に乗り切っていくから、かなりさわやかだ。そのあたりは『ゼロ・グラビティ』の「終始、緊張しっぱなし」とは真逆だ。原題の『THE MARTIAN』は、直訳すれば「火星の人」。「火星のドキドキ探検記」なんてふざけた邦題だったら、センスが悪いかもしれないが、この映画にはあっているかもしれない。

船長の音楽ライブラリーは、まぁ楽しかったけど、ちょっとわざとらしいかな?

でも、NASAの偉い人、じゃなく、ごく普通の一般職員たちが、活躍するっていうのも、好感が持てる。

あと、「中国」。これは、最近のチャイナマネーのハリウッド進出が故の、中国市場へのサービスなんだろうか?別に「ロシア」でもよかったんだと思うけど、そこは『ゼロ・グラビティ』でも、「中国衛星」が登場したが、普通に中国がハイレベルな宇宙進出をしているということの証明なのかもしれない。でも「ちょっとおいしいところを持って行き過ぎ」に感じる。

(評価:★4)

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