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[コメント] 海難1890(2015/日=トルコ)

同日公開となった『杉原千畝』と同じ、「過去の日本人が行った人道支援」という実話の映画化。個人的には「杉原」に軍配。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







海難事故と、救助シーンは、それなりに緊迫したシーンだった。トルコ人俳優は、みんな同じ顔に見えたが、ちゃんとトルコ側の話だけでも見どころはあった。それなりに心地よく話は続くが、終盤の1985年の話は、やっぱり蛇足に感じる。

イランイラク戦争で大混乱のテヘランは緊迫した手に汗握るシーン。でもそこに登場する日本人たちが物足りない(忽那は過去シーンはよかったんだが)。そして「助けてあげようよ!」と力説するトルコ人青年のシーン、本来なら感動のシーンだと思うのだが、なんだかちょっと現実味がない。1890年のことも、1985年のことも事実なんだと判ってはいるけど、映画としてはうまく表現できていない気がする。

1890年★4、1985年★3、TOTAL★3です。

(評価:★3)

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