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[コメント] わたしに会うまでの1600キロ(2014/米)

日本でリメイクするとしたら、主演:深津絵里あたりで『わたしに会うまでの八十八ケ所めぐり』みたいなもんか?
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いやせめてタイトルは「1600キロ」じゃなく、「1000マイル」にしたほうが語呂もいいんだけど。恐らく「1000マイル」ってのは、「そんなに長い、遠い」っていうものの比喩で、きっちり1000マイルという訳ではないと思うから、具体的な「1600キロ」という数字はピンと来ない。

距離に関しては、元夫との電話の中で「1600キロも歩くなんて」という言葉。実際には「Walk thousand miles」と話しているのを「1000マイル」⇒「1600キロ」と訳しちゃったのを、タイトルにしちゃったようだ。

さらに「わたしに会う」というよりは「戻る、帰る」というほうが、しっくりくる。だから「わたしに帰る1000マイル」かな?私が邦題つけるなら。

ウィザースプーン渾身の一作といったところか。制作にまで名前を連ねて、ヌードも披露して(初めて?どうだっけ?)、ビッチでファッキューな、かなりの「汚れ役」だ、身も心も。

同じ自分探しの女の一人旅でも『食べて、祈って、恋をして』の金持ち女の贅沢三昧と比べると、ずいぶん「自分に厳しい」旅だ。だから「共感」できなくても「応援」したくなる。

実在の女性の話ということで、いかにも「アカデミー賞好み」なチョイスではある。

ちょっと「?」なところもあるけど、これはウィザースプーンの「頑張り」に目を見張るので、4点です。

もうひとつ、テーマソングみたいになってる「♪コンドルは飛んでゆく」の訳詞、そんな歌詞だったのね?

(評価:★4)

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