[コメント] パターソン(2016/米)
パターソンという街の主人公パターソンを演じるのは、路線バスのドライバー役のアダム・ドライバー。多分狙ってるね。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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パターソンの一週間は、ほぼ同じ日常のルーティンの繰り返し。朝6時台に起きて、朝ご飯食べて、歩いて車庫に向かい、出発前にバスの中で詩を書いていると、同じ男が確認に来る。バス運転中の車内は、誰かが話をしている。持参のお弁当を食べながら、詩を書き、同じ時間帯に歩いて帰宅し、ポストの傾きを直し、妻と夕食を食べて、犬を連れてバーに行き、マスターと他愛もない話をする。
変化があるのはバーにやってくる破局間際の黒人夫婦。奥さんは、毎日どこかのペンキを塗っている。
不思議な日常だが、パターソンは感情を顕わにすることもなく、淡々と映画は進む。でもパターソンは幸せそうだ。
そんな中で、突然訪れる「異物」永瀬正敏。ここだけ映画の調和から大きくはみ出した、ざわつく時間帯だった。見ているこちらが、なぜか「気恥ずかしくなる」。監督の過去作に出ていた縁か何かだろうか?これをどう捉えるかは、個人差が有りそうですね。
アダム・ドライバーは、初見の『SW7』が印象が良くなかったが、その後他の映画に出ている彼をみて、なかなか存在感のある演技をする俳優さんだなぁと思えてきた。
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