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[コメント] 否定と肯定(2016/英=米)

いろんな「法廷サスペンス」を見慣れたせいか、その法廷内での出来事に、ちょっともどかしさも感じたが、トム・ウィルキンソン演じる弁護士の「熱意」を感じられた。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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法廷ものとしては、いささか物足りない印象。なんかもっとバシッバシッと火花散るような戦いが繰り広げられるものと思っていました。アメリカ映画っぽいものを想像しました。そこは英国の法廷、「かぶりもの」はお約束。歴史家と女史の対決は最後までありませんでした。

歴史家アーヴィングは、もっと「正論」で攻めてくるのかと思ったが、なんか「嫌なやつ」で終わってしまった。彼なりの「正義」があってそれを主張しているのかと思ったが、ただのレイシストで薄汚い「嘘つき」。ティモシー・スポールという俳優はそんな役を何度も演じてきたが、この映画でもそんな役どころだったので、ちょっと残念。

そんなときに、裁判官からの結審前の爆弾発言。ホロコーストが有ったか無かったか、ではなく、「無かったと信じている人」が「無かった」と主張することの是非、ちょっと面白い映画になってきた。結局は原告は「嘘つきだった」と断定し、被告の女史の勝訴となったが、事実に基づいているとはいえ、映画としても、物の見方としても、すごく心がざわついた部分でした。

(評価:★4)

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