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[コメント] ルージュの手紙(2016/仏)

なんだか「フランス映画らしい」と思った。ドヌーブとフロらしいともいえる。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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30年ぶりに現れた、気ままな義母と、捨てられた娘の物語。おもしろい設定だと思ったが、「女性向け」なのかな?なぜベアトリスが、夫を「捨てた」のか、そこの真相がいまいちぼやけて判らなかった。そして捨てられた夫が自殺したのは、そんなにショックだったのか?娘を一人残してだよ。

ちょっと30年前の部分は、消化不良。アメリカ映画なら、もう「白黒」つけるだろう。

そして現代。勤務する病院が「閉鎖になる」という展開が浮いてしまった。それは本筋に必要なかった気もする。助産婦の仕事の描写とかは、よかったのに。

父のスライドを見ているときにやってくる息子シモンが、父にそっくり?父は息子の俳優が演じてるのか?実際によく似ていた。

そして「女性映画」のなかに入ってくるポールという男。中年だし、そんなにハンサムでもないし。それでもみていて癒される気はしたから、クレールが心と体を許すのも判るし、男が見ていても共感できる部分となった。

ドヌーブはドヌーブらしいですね。「従順」なんて全く似合わない、気の向くまま風の吹くままのドヌーブ。かたやフロも、職人っぽい、フロのイメージ。そのコート、言うほどダサくないよ。でも、新しい病院はうすら寒いね。いやになるのも判る。が、その後の生活は大丈夫なのか?ちょっと心配。

見終わった後の「余韻」は感じました。

(評価:★3)

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