エドゥアール、アルベール、そして少女ルイーズの３人のチームが素敵だ。心と顔に傷を負ったエドゥアールがつける仮面が心情を表す。若いころの風見慎吾に似た顔を隠し、「目」だけの演技で訴える。アルベールは友人思いだが、小心者。それでいて「するべきこと」には行動力がある。ルイーズはそんな２人を「家族のように」思っていたんじゃないかと思う。３人が寄り添って生き、楽しそうに過ごすシーンは胸がときめく。

友情、復讐、そして家族の物語。父親とのシーンの衝撃。そのシーンの余韻が今も心に残っている。そのあとのアルベールのラストシーンは、至福だ。いい映画に出会ったと思います。