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[コメント] ラスト・クリスマス(2019/米)

「♪Last Christmas,I gave you my heart」という耳なじみのある歌詞の通りの映画でした。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







てっきり、ベタなラブコメだと思った。いや、その範疇の映画です。その「Heart」が何だったか?という話でした。

この映画は『ハン・ソロ』のエミリア・クラークと、『クレイジー・リッチ』のヘンリー・ゴールディングの、二人の主人公のストーリーなんだが、確かに魅力的な二人ではない。エミリア・クラーク演じるケイトは、終盤はいきいきしてきたが、前半部分がもう軽すぎて。これは脚本のせいなんだけど。エマ・トンプソンとミシェル・ヨーの2人のベテランはさすがでしたが、これも脚本か演出が悪いのか、ちぐはぐな印象。ラブコメ的なところよりも、ケイトの家族の話のほうが共感できる。あと、ホームレスたちとの交流はよかったです。

トムを演じるゴールディング。なぜここでアジア系の俳優が?と思うが、ミシェル・ヨーの起用も含めて、中国市場向けなんでしょうか?この際それはどうでもいいです。このトムという男は、もう少し穏やかな佇まいの演技のほうがとは思った。

ワムの歌をいっぱい聞けたのはよかったです。なぜケイトがジョージ・マイケル推しなのかは判らなかったけど。

(評価:★3)

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