[コメント] パブリック 図書館の奇跡(2018/米)
「公共」ということの意味のとらえ方が、日本とは全く違うんだと強く思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
先日見た『ニューヨーク 親切なロシア料理店』でも、行き場をなくした母子たちが、昼の間、図書館で「暖をとる」姿が描かれていた。もちろんそんな人ばっかりじゃないと思うが、そんな人たちでも「拒まない」のが「公共」なんだなと思う。そういえば、大雨か台風か忘れたが、避難所に行ったホームレスが追い返されたというニュースがあったね。
もう一つ、やっぱり先日見た『ムヒカ 世界で一番貧しい大統領から日本人へ』のなかで、来日したムヒカが、電話で本国ウルグアイからのインタビューに答えていた。「日本人はみな、集団意識と規律を守ることで、大きく発展してきた」「では我が国は遅れているのでしょうか?」「いや、我が国の人々は、みな幸せだ」。
この映画のコメントを書くにあたって、この2本の映画を思い出しました。いや日本人の問題意識を考える映画ではないんですけどね。
本映画に話を戻すと、そんな公共図書館も夜の閉館時間には追い返さないといけない。その中で、極寒の冬の日に起きた「おとぎ話」。いろんな人々が出てきて面白かったです。
ただし、ほかの方が言うとおり、「寒さ」が足りなかったな〜ということと、もうひとつ、結末はこれでよかったのかな? 「奇跡」だなんて邦題をつけたのに、ちょっと残念。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。