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[コメント] プロミシング・ヤング・ウーマン(2020/英=米)

アカデミー賞「脚本賞」受賞、という事に妙に納得してしまった。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







脚本賞、私の予想だが、おそらく後半の展開が理由なのではないでしょうか?私は素直に衝撃を受けました。

彼女の「お仕置き」の、いわば「本丸相手」だった、いやその前の「映像を手に入れた」ところから、彼氏の存在が「反転」するところからビックリ。そして本丸攻略だか、彼女は「そうなる覚悟」も計算に入れていた。だからの「奥の手」を用意していた。

よくある映画的には、逆襲に遭う場面で、彼氏が飛び込んできて、彼女を助けるか?とおもったが、違った。彼は「知らぬ存ぜぬ」を通した。それが一番の衝撃。そして嫌な空気が漂うなか、彼女の「奥の手」が、映画を締めた。映画を見ていた者は、絶望的な結末から、少しだけだが、救われた。

なかなか重たく、人に気軽におすすめできる映画ではないが、キャリー・マリガンがとても魅力的でした。

彼女の手帳に記されたマーク、「赤ペン」と「黒ペン」との違いが気になりました。赤ペン野郎には、どんなお仕置きをしたのでしょうか?それも気になりました。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)はしぼそがらす[*]

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