サンドラが掃除に伺う医師オトゥール先生が、最初は立てないぐらいだったのに、どんどん元気になって、ピンと立って、サンドラに力を貸す姿は、ちょっとびっくり。

先生と、そして元夫の母、この二人の姿はなかなかこの映画に趣を与えている。

主人公のクレア・ダン、初めて見る女優さんなんですが、脚本から主演まで、頑張ってました。目の下の「あざ」は、実際の彼女のものだろう。目立つ場所ですが、裁判のシーンの先生のセリフのように、「あなたはこうでなくっちゃ」という感じですね。

こういう映画には「新たな恋」みたいなものが登場することも多いが、この映画にはそれは無い。彼女があくまで恋しいのは「あのころのガリー」。この部分は好感が持てました。