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[コメント] コラテラル・ダメージ(2002/米)

そんなに悪い映画じゃないと思うのだが、ゲリラかシュワか、視点の置き場所に困った。そこで、提案。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







中盤で、テロリストのボスに感情移入してしまった。このまま、その線でいくかと思いきや、やっぱりテロリストは悪いヤツってことで。(ちなみに、トイレで殺された女子職員は、シュワのせいで死んだようなものです)。

できれば、入れ替わった善悪のまま最後まで話を進めてほしかった。

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●そこで、こんな展開はどう?

コロンビアで、ゲリラのボス・ウルフの奇襲に失敗したシュワちゃん。監禁されるが、妻から、彼がテロリストになったきっかけの我が子の死の話を聞く。ウルフはそんな話はよせ!と妻に言うが、そこに男の子が起きてきて、父に甘える。子供の前では父に戻るウルフ。シュワに「いつかはこの子のために、この国に聾唖学校をたくさん作るのが俺のささやかな夢だ」と語る。シュワもわが妻と息子を殺した極悪非道なはずのこのテロリストに、いつしか自分と同じ、家族思いの一人の男で、自分と同じ悲しみを知る仲間とすら、思えてくるのだった。しかし、突然ペンタゴンの武装ヘリが攻撃を仕掛けてきた。ウルフはシュワに「妻と息子を連れて、安全なところに避難してくれ」と泣きながら頼み、自分は仲間とともに反撃へと向かった。シュワは攻撃の合間を縫って母子を連れて安全な谷間へと脱出しようとするが、沼地で滑って転んだシュワを助けようとして、母親はうっかり地雷を踏んでしまい、シュワの手の中で息絶える。そこにペンタゴンのヘリが降りてきて、シュワと男の子を連れて飛び立つ。1時間後、変わり果てた妻の亡骸を抱いて泣き叫ぶウルフ・・・。

そして、ワシントンDC。シュワは事情聴取のために、男の子を連れて国防省のビルにいた。そこにウルフから突然犯行予告が。彼はわが妻を死に追いやったアメリカと、そしてなによりシュワに個人的に復讐をするために。シュワ VS ウルフ、いま、最後の戦いの幕は切って落とされた。

・・・・・・だめ?ふざけすぎか?

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (5 人)死ぬまでシネマ[*] たろ[*] ゼロゼロUFO[*] トシ ジョー・チップ[*]

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