デス・ストライクがただの当て馬で、能力的にもウルヴァリンと同じで、アクションもただの破壊マシーン。「薬でストライカー」に操られているのなら、薬が切れるか、切れかかるところがなければ、対決に面白さが出てこない（サイクロップスはすぐに切れたのに）。しかもこの対決が主人公の一番の見所なんだから、もったいない。仕事的にもミスティークに情報盗まれるし、存在自体が意味不明。

ナイト・クロウラーも、せっかくキワものを演じさせたら世界一のアラン・カミングがいるんだから、ちょこちょこ活躍しました･･･くらいじゃもったいない。

ジーン・グレイもなんだか中途半端な印象。ボスの右腕らしからぬ失策続き。神経質そうな表情もイヤ。

今回一番魅力的だったのは、なんといってもミスティーク。ひとり黙々と仕事をこなし、次々と成果をあげる。そしてどこまでも師に忠誠を誓う。おんなっぷりでも、ストームに勝ったんじゃないかな。

あと、アイスマンの彼もなんだか可愛い。ローグといい恋愛してほしいなぁ。

ストーリー的に「善悪逆転」ってのは好きなパターン。ちょっと『ブレイド２』をおもいだしたら、そのままだった。次回作に続く･･･ってのが強すぎて、ちょっと不満。

あと、男女の組み合わせってのが多かったかも。サイクロップスとジーン・グレイ、ローグとアイスマン、ストームとナイトクロウラー、ミスティークとパイロ？、そしてウルヴァリンにはデスストライク･･･って感じで恋に発展するかとおもったら、ウルヴァリン組は対決しておしまいだった。