正直な話、面白かったこち亀100巻前後の話にあった題材をそのままに作ったんじゃねぇかって具合なのだけれど、お笑いに突き抜け切れているわけでもなく酷い。人物描写も現実味もなければ、感動を生むこともなく、ただただ不快やらイライラさせられるやらで楽しげな具合はまったくないし、ギャグも薄ら寒い。コレで物語的に成長してくれればいいのだけどそう言うのがない。え？　ちゃんとロボットの設計図作ったじゃない？　ああ、その大元は学生が作った奴でしょ？　その上前をはねているだけじゃないか。アレが成長って言うなら本当に開発者を馬鹿にしてるだけです、フィクションにしたってアレほど成長しないのはどうなの？　そして最後のオチが兎に角酷い。「あ〜ＯＰから考えてたんだなー、このオチ、すごいなー（棒）」としか思わない。だって、あのシーンに至るまでが何もかも唐突だし、映画として破綻しているじゃないの。ぶっちゃけ、こち亀の話そのまま映画化したほうがおもしろかったんじゃねぇの？　としか……いや、本当に酷い映画をみたとしか。見てから1週間ほど経過していますがいや、ワーストクラスで酷いですわ、この映画。