結構適当な映画である。 そもそもどうやって新生児に時計埋め込むの？　ＤＮＡレベルで？　もっと良い方法あるんじゃねぇの？　つか、文明レベルとして数百年間それを維持できてるの？　とかＳＦ的には突っ込みどころ満載。ストーリーも後半はどこぞのボニーとなんたら的な犯罪やりまくっての逃避行状態であるし。

けれど、そういった滅茶苦茶な世界を裏打ちする舞台設計が兎に角素晴らしい。コーヒー一杯が４分。時間保管箱？　の製造を終えた主人公が工場から出ると９９秒ショップの宣伝。福祉センターの壁には時間ありますのネオン。こう言った「その世界にありそうな舞台設計」が実に良くできてる。

色々突っ込みは残るけれど、結構好みの映画です。