くたーさんのコメント: 点数順
東京物語(1953/日) | 背景は違うとはいえ、いつの時代にも変わらないものがここにはある。この映画を見て、それぞれが日本人として同じ苦味や慈しみを感じていることだろう。 [review] | [投票(33)] | |
エル・スール −南−(1983/スペイン=仏) | 神秘の振り子。エリセ監督に何ともふさわしい、繊細な小道具。彼はきっと映画の空気の中に、振り子となってじっと身を潜め、意味のある空間をそっと指し示す人なんだろう。 [review] | [投票(22)] | |
ギャラクシー・クエスト(1999/米) | パロディかと思って斜に構えて見てたら、いつの間にやら額に汗が・・・。こんなにワクワクドキドキさせられたSF映画はいつ以来か!? [review] | [投票(18)] | |
2001年宇宙の旅(1968/米=英) | Science Fictionというよりは、もはやOut of Science。「解釈」することはできても、「解明」することを許さない映画。 [review] | [投票(18)] | |
或る夜の出来事(1934/米) | 気付いてなかったのは自分だけだったんだろうか?モノの本によると・・・ [review] | [投票(16)] | |
市民ケーン(1941/米) | この映画が何かと尋ねられれば、それはもう「省略」の醍醐味。並の監督が撮ったら1.5倍位の時間は要するに違いない、と思う。 [review] | [投票(15)] | |
道(1954/伊) | 孤独な魂の遍歴。 [review] | [投票(13)] | |
ゲームの規則(1939/仏) | 公開当初数々の罵倒を浴び、20年以上たった修復版で絶賛、著名な映画人にそれぞれ全く違う言葉で賛辞を寄せられ今日に至る。果たして時代はこの映画に追いついているのだろうか? [review] | [投票(13)] | |
地下鉄のザジ(1960/仏) | 映画のパリ観光も、コドモが案内人になると、こんなにも目まぐるしい。 [review] | [投票(12)] | |
ピアニスト(2001/仏=オーストリア) | 「映画」にここまで挑発されたのは、久しぶりのことだった。 [review] | [投票(12)] | |
現金に体を張れ(1956/米) | 映画の中の時間が常に秒刻み感覚。数学的に緻密なサスペンス。 [review] | [投票(12)] | |
ミツバチのささやき(1972/スペイン) | アナだけでも、イサベルだけでも成立しない映画。子供を描く映画は多いが、子供の持つ世界を描く映画で成功しているのって、あまりない。数少ない映画だと思う。 [review] | [投票(12)] | |
ヤンヤン 夏の想い出(2000/台湾=日) | 世界につながる音、空間。普遍的な営みを描きながらも、こんなに「今」に拘って「今」の空気を掬い取ろうとした、監督の心意気だけでも文句ナシに5点つけたくなる。 [review] | [投票(11)] | |
気狂いピエロ(1965/仏) | しかめっ面で鑑賞するなんてもったいない!つーか、そんな輩を蹴散らすツッパシリ感。芸術すらオカズにした孤高のB級映画。 [review] | [投票(11)] | |
冒険者たち(1967/仏) | 本当の宝物はレティシアだった・・・・。 [review] | [投票(11)] | |
マッチ工場の少女(1990/フィンランド) | 少女の存在自体が、社会へのささやかなアンチテーゼであるかのようだ。 [review] | [投票(10)] | |
大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932/日) | 子供の目にありのままの形で写る、オトナたちの日常の様々な営みが、いかにオカシくって不条理でシュールであったりするか。「オトナの見る絵本」はそんなことを苦味を加えて教えてくれる。 [review] | [投票(10)] | |
人情紙風船(1937/日) | シャレにならない今のご時世だけに、むやみにすすめるのをためらってしまう。 [review] | [投票(10)] | |
チェンジリング(2008/米) | 細部の細部にまで監督の手が行き渡っているのがありありと分かり、ただただ圧倒された。稀に見る圧倒的な「背景」を持った映画。と、言わざるを得ない。 [review] | [投票(8)] | |
バルカン超特急(1938/英) | 冒頭のホテルの上下で起きる出来事から、車内の魅力満載の右往左往を経て、クライマックスの前後の攻防へ。車輪の定則回転に合わせたかのような一定のリズムで語られる極上のサスペンス。もはやレールから降りることはできません。 [review] | [投票(8)] |