崖の上で踊ろうとして、景色を見た途端引き返したシーンを見ての感想。体張って生きてる３人のパワーに周りがひれ伏す話かと思いきや、意外にウマくいかないってのが結構辛らつ。気付けばそばに寄ってくるのは、アポリジニーの人々とか女房に振り回される初老の男とか、社会からはみだしモノ扱いされがちな人たち。それでも生き方を曲げようとしないトコロに、感銘を受けたりもするんですが。

それにしても、あまりに不器用で無謀な行動に、見ているこちらが心配してしまう。結局最後は収まるところに収まってとりあえずひと安心。帰るトコロがあるから、明日からも頑張れるんですナ。

ただ３人とそれに共感を寄せる人たちに比べて、村の人を初めとした周りの人たちの反応があまりにステレオタイプで、それゆえにかえって嘘っぽく見えたりしたのがちょっと興醒め。