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[コメント] 青い夢の女(2000/独=仏)

もっと徹底的に不条理&シチュエーションネタに走って、主人公をジワジワいたぶって欲しかった・・・ってのは歪み過ぎ?
くたー

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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最後の方の辻褄合わせは、個人的には無くもがな。(ソファの下のぬいぐるみがあるとはいえ)何となく丸く収めてホンワカした雰囲気のまま終わってしまっては、このテの映画はつまらない。不条理な展開の転がし方してるんだったら、もっと奇妙な後味が欲しかったのさ、個人的には。

不条理とシチュエーションで見せる小ネタ満載ながら、例えばソファの下から伸びる手とか、凍った道路での悪銭苦闘振りとか、描写が長かったり繰り返しが多かったりするので、いささかクドい。シチュエーションギャグも見せるだけで十分なのに、そこにさらに説明を入れてしまってるパターンも結構多く、それがまたちょっとクドい。さらにはネタの後味を味わうための「間」がもう少し欲しかったような気も。個々のアイディアがオモシロイものが多かっただけに、少々残念。ともあれ個人的に一番笑えたのは、死体に化粧をしている主人公をニヤニヤしながらダッチワイフ男が覗き込んでるシーン。あれは秀逸(ちなみにその前と後がまた、いささかクドい)。

笑わせながら主人公を真綿で首を締めるようなイジワルさ、これって好きなタイプの映画ではある。けれどポランスキーの初期作やコーエン兄弟の『ブラッド・シンプル』などに比べると、精神的圧迫や不快指数のボルテージが格段に低いので、モノ足りなさもアリ。もっと奴をジワジワいたぶって追いつめてくれっつー要望って、やっぱ歪んでんのかなぁ・・・。映像的にはベネックス印健在で、満足デス。

(評価:★3)

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