スクリーンで見直して、やはり傑作！完璧！と思いました。 拓ボンがパンツまではがされるシーンは、想像ですけど台本にはなかったのでは無いかな？？あの股間の必死な隠しようはただ事でないと思いました。警察によるあのリンチは壮絶。 あと「こんにちわ赤ちゃん」が延々と流れるシーンや、逃亡中のチンピラが刑事の文太に見つかって、見逃してくれと必死で目で哀願するシーン、松方さんの荒れっぷり、など忘れられないシーンが満載です。ラストに漂う無常感も後をひきます。

心情的にやくざに加担する刑事（文太）の犬死に的な末路を描いて、最終的に組織的なものへの不信を訴えている感もあるこの映画は、登場人物の一人である刑事が折りあるごとに叫ぶように、強く「赤」的思想に訴える一面があるなーと感じました。