[コメント] 戯夢人生(1993/台湾)
ある人形師の生涯を通して、日本に占領されている時から解放されるまでの台湾の叙事詩を描く。
何か「悲情城市」に似ているが、こちらの方が牧歌的だ。それにしても、撮影のリー・ピンビン。相変わらずロングショットで、
まるで個人の内面に入らない意思のようなものも感じるぐらいだが、全体が画面にちょうど当てはまり、宗教画のような崇高な映像だ。しかも、色が濃密で美しい。「恋恋風塵」「花様年華」「 夏至」「ミレニアム・マンボ」 監督が違っても同じ美しさだ。これらの作品の大半は映像によるところが多い。もちろん作品的にも素晴らしい出来ではあります。
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