[コメント] Shall we Dance?(2004/米)
何か良き時代の映画を見ている、映画そのものをわくわくさせる楽しさというのかな、そんな忘れていたものを感じ取り感動した。J・ロペスも冒頭の孤独感が美しく、R・ギアは相変わらず格好いいし、映画全体の暖かいモチーフが素敵だ。
予告編での電車のゴトゴト鳴る音でこの映画はある意味ノスタルジーを強く意識させる映画にするのだなあ、と思っていた。主題も、今の何不足ない生活、いい子供たち、すばらしい妻、なのに何かいつも抱えてしまう空虚感。
そんなのは世の男性の99%は感じている究極のことなのだが、そんな何でもないことを主題にしているのは現代の映画では意外と珍しい。
仕事も、悩みも、世の憂いも、家族の心配事も、すべてスクリーンの前だけは一時だけでも忘れさせてくれた映画的楽しみをどっぷり味わえたすばらしい映画でした。
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