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[コメント] ふたりの5つの分かれ路(2004/仏)

こういう現在から過去へ物語を遡っていく映画としては韓国の「ペパーミントキャンディー」を思い浮かべるが、あの映画は順番どおりにしてもなかなか重い映画だったのに対し、この映画は内容的にかなり薄っぺらいものになってしまう。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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こんなありふれたものを逆に辿っていくことで、人間の棘のようなものを表出するあたり、オゾンのうまいところ。

でもこんなハナシを映画にしちゃうなんて、ちょっと映画的にも軽くないかな。 内容的には陳腐すぎると思う。

いまどき1夫婦の離婚から二人の馴れ初めまでを時間を遡っていっても、だからといって何なんだろう。

5つのエピソードでそれぞれお互い相容れない棘が潜んでいるんだよね。でもこれって、普通の夫婦だったら多かれ少なかれありますよね。

わざわざ映画にしてまで見せるものでもないと僕は思う。

今までオゾンの才能は認めていたつもりだけど、今回ははっきり言って退屈。 せめてあの夫婦、映画的には華がない。もっといい俳優使ってよ。だったら、もうちょっと見れたかも、、。

(評価:★3)

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