コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ある公爵夫人の生涯(2008/英=伊=仏)

館内はほとんど女性が群がりひょっとして間違ったところに来たのでは、と一瞬後悔の念もする。夫から見放される女性の話だけれど、観客はとっかえひっかえきらびやかにたなびく豪華な衣装や装飾品に目を移しているようでもあった。
セント

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







だが、男性たるわれはもち、そんなところには関心はなく、セレブの女性のお嬢さんぶりに苛立つも、意外や自由を満喫するその快活ぶりに女性の強さを感じる場面もあり。

恐らくこの映画はイギリス王室のダイアナをキーラ・ナイトレイに擬せてあり、その対比の面白さをこの映画で感じることになっているようでもある。でも、夫が浮気をすれば妻も同じく同様のことをするなど、それほどヒロインの気持ちに惹き付けられるものがなく、西洋人の見方と日本人の見方とではかなり差異があるのかもしれない。(特に浮気相手の青年が後に首相になっているなど驚かされた逸話もある。)

演出的にはじっくりこの悲劇(見方によっては十分喜劇だが、、)を華麗に描写しており、チカラはある監督だ。でも、やはり女性の映画かな。男性にはちょっときつかった。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。