[コメント] ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010/英=米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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これでヤングが見に来ているから不思議でもある。フムフム。
前編と後編に分かれているので見るのをよそうかなあとも思ったけれど見ていて正解だった。ここまで来てラストだけ見ないというのもね、というよりこれほど暗くどうしようもない前編を見事映像に釘づけにさせるその粘着力には感心。だいたい逃走劇ほどストレスが伴うものはないのだよ。
でも、この3人も随分と成長しましたね。結局主役のダニエル・ラドクリフは寸どまり人間になってまだ見られるけど、 後のお二人はもう完全に大人ですなあ。もう見るからに無理でっせ。そんなに無理しないで、青春ロマンスものにでも挑戦してくれてもいい気がしますが、、。
でもよく見るとそのラドクリフも、おっさんの匂いをしかねない体つきになってしまいましたなあ。けれど考えたら、ずっと見ている僕たちも随分とこの映画とともに歳月を過ごしてしまったという達観も出現してくる。
古くはトリュフォーがジャン・ピエール・レオを起用し、少年から大人になりまさに中年になるまで、俳優と共に彼の映画を僕らに輩出したことはあったが、でもちょっとそれとは違いますかね。何せ同じ映画のシリーズだもんね。
僕は個人的にはダンブルドアが亡くなってしまった時に嘘だろうという気が今でもしているぐらいだが、後編では生き返ってという話はないものだろうか。また本作ではヘレナ・ボナム・カーターが随分とおとなしかった気もした。いずれにしてもここまで見てしまったのだから最後の後編は目を凝らして見ることになるだろう。
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