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[コメント] 淵に立つ(2016/日=仏)

深田晃司、早くも4作目にして一応の集大成映画とみる。今回は「西川美和+黒沢清」×1/2そして多少のパゾリーニ風(テオレマ)。だから、ホラーとしてみるもよし、心理映画としてみるもよし、罪と罰(神)を心底掘り下げた映画としてみるもよし。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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あなたが映画ファンであれば、その蓄積からこの作品のどんなシーンからでも映画談議ができるほど。夫婦論。家族論。風のように現れた神ともまがう男の存在。

そうなんだ。映像が面白く、感心するところ多し。スクリーンのフィルムの奥からうめき声が聞こえるほどだった。

4人が川のほとりで寝そべるシーンの前と後の対称形。ラストの暗黒の映像のストップモーション。もうすこぶる見事であり、震えた。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)寒山拾得[*] 水那岐[*]

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