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[コメント] ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019/米)

こう言っては失礼だが、意外とまともに丁寧にオーソドックスに作った映画です。いつもの粗さもほとんど見られず、いい意味でタランティーノらしくないね。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







映像から目の前に繰り広げられる例えば映画看板の題名なんかは「ジョアンナ」があったり、これは知る人ぞ知る秀作なので、僕は素直にタランティーノに敬服し、脱帽する。

すべてこの感じで進む映像のオンパレードで、実に深く楽しいノスタルジーがあふれている。この執拗さは尋常でなく、彼が単に映画オタクだということを宣言しているのであり、これこそがこの映画のテーマでもあります。

ラストに至るシャロン・テート事件への成り行きも、こう完全にうっちゃられると、驚きを越して微笑みさえ出てくる。面白い。そう、こういうオマージュのやり方もあるんだ。

ということでこの映画を通して僕らはタランティーノと映画愛を通じてハグをする。それはすこぶる気持ちのいい体験なのである。この映画を褒めることのできる幸せを十分噛みしめる吾輩であります。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ぽんしゅう[*] 週一本[*]

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