[コメント] 宮本から君へ(2019/日)
男っていつまでもガキだなあ、、なんてホント思えます。この年になっても。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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中国映画「帰れない二人」では女に助けられたがために女と別れる男を、そしてこの作品では女を助けられなかったがために女と成就する男を描いている。面白い。後者が日本映画であることがなおさら面白いのだ。
こんなに女々しくない男を描く日本映画って、久々でないのか?去勢されたかのような男性が多い現代社会において、(幼児性ではあるが)男の子たるメンツを満喫したこの作品は忘れかけたかのような男の本質を描き、そして暴いている。
もともと男たるものこうだったんだろうなあ、、。なぜ男たちは去勢されていたのか、それら文明的な意味合いはお偉い大学の先生たちに任せるとして、男の原初的な暴力と愛をいうものを単純に描いてこの作品は目ざとい存在だ。
でも、少々幼児性が強くありませんかね。男って、そもそも幼児だから仕方ないんでしょうかね、と言ってしまえばもうそれまでだけれど。
主役のお二人はもう最初から全速力で飛ばして、そのままゴールへ。ハードな映画でした。
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