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[コメント] 猫と庄造と二人のをんな(1956/日)

やはり驚きなのは香川の思い切りの捨て身の挑戦。ヘアースタイルといい、無粋な下着姿といい、硬めの肉体に見える彼女にとっては必至のパッチであったろう、それがよく分かる。
セント

ただやはり彼女でなくともよかったかなあ、感はある。

久々に見る森繫は監督好みの演技派であることが分かる。若い! 山田五十鈴は彼女にとっては普通の役なのだが、冒頭の出現シーンから、役柄に入りすぎかな、、もっと自然であってもいい。 それは浪速にも言えるかもしれない。豊田監督が力入ってたのかな?

谷崎原作の意図は多少感じるものの、いい女二人より猫に気持ちが言ってしまう男の自虐的性の描き方がおとなしめ。結局その求愛すれどその猫からも忘れられる存在ではあったんだけどね、、。

(評価:★4)

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