[コメント] 私が棄てた女(1969/日)
日本版「道」。まさにジェルソミーナ。彼女は汚辱の中で生き、死に行くが彼女の内包するところは無償の愛の世界。彼女の中では密度の高い愛が形成されていたのだから不幸な女性なんかではない。男に愛されているのも感じ取っていたのだから。
添え物でいいはずの浅丘が急に意味を持たせようとするラスト近くはバランスを崩している。
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