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セントさんのお気に入りコメント(1/164)

ドリーム(2016/米)★5 隠れていた重要な数を表舞台に立てずにいた女性たちが見つけた、という素晴らしい原題 [review] (HAL9000)[投票(2)]
ユリゴコロ(2017/日)★4 頭のネジが外れてると自己分析する女が改変されるに絶対善性のようなものを対置させる凡庸は未だしも結局それはそうでなかったという済崩し展開が論理の欠片もない。だが女は須らく非論理に生きてるのだし吉高は好演だと思う。ダムの愁嘆場はその結実だ。 (けにろん)[投票(1)]
幼な子われらに生まれ(2017/日)★4 再婚に於ける普遍的な確執を描いて何の奇矯な設定もない。のだが終始不穏な緊張感が持続。どんな家庭だってそういう危うい均衡上に立ってるのだとのクールな認識。斜行エレベーターや車窓景観や1人カラオケのリフレインが冷えて心地良い孤絶感を際立たせる。 (けにろん)[投票(2)]
パターソン(2016/米)★5 私はトーク番組が好きで、そこで語られるその人の日常を見聞きするたびに、それらの全てが映画の題材と成り得るなと思っているのだが、そういう意味でパターソンに住むパターソン氏の日常だけが懇切丁寧に描かれた本作は、ある意味最高に映画的な映画であった。 [review] (ナム太郎)[投票(5)]
パターソン(2016/米)★4 正確な色名には皆目自信ないが、耳馴染みのある範囲で云えば群青あたりが近いだろうか、アダム・ドライバー宅の内壁や彼の制服の群青色が画面の基調を成す。そのアキ・カウリスマキ的でもある青がひたすら心地よく、奇矯さも覗かせていた前二作を経てジム・ジャームッシュの画面造型は円熟を迎えている。 [review] (3819695)[投票(6)]
ドリーム(2016/米)★4 この50年の間の、社会の変化を実感させる映画。世の中は確実に進んでいるが、それは自然にそうなったのではなく、前に進めるための人の努力があったからこそである。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017/米)★5 美男美女が一人も出てこないのに、なんでみんなこんなにかっこよくてクールで熱いんだ。 (ロープブレーク)[投票(1)]
幼な子われらに生まれ(2017/日)★4 ディジタル・ライト・プロセシング映写であることは重々承知しているものの、粒子の粗いフィルム撮影の画面は今や滅多なく、やはり抗しがたく瞳を惹かれる(大塚亮が一六ミリで撮ったらしい)。IMAXや4DXも結構だが、これも「映画」ならではの、テレビドラマやウェブ動画には許されないルックだ。 [review] (3819695)[投票(2)]
ダンケルク(2017/英=米=仏)★3 演出家としてのクリストファー・ノーランは、高踏的な気取り屋どころか段取り下手で空回ってばかりのファイト先行型だ。だから憎めない。無言活劇たる第一シーンの緊張感が白眉で、モブ演出もさすがに気合十分で嬉しい。しかしノーランでダンケルクなのだから、もっともっと人頭の過剰で圧倒してほしい。 (3819695)[投票(8)]
ダンケルク(2017/英=米=仏)★2 物語を徹底的に排除して「事象」だけで逃避を活劇化するのは、ある種の映画的王道だと理解はするが、単調さを回避する保険として長・中・短の時間軸が有効に機能しておらず狂騒はアトラクション映像の域内。唐突なヒロイズムの誇示も自画自賛にみえてむなしい。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
三度目の殺人(2017/日)★4 是枝監督と来たらお馴染みの福山雅治ね。うんうん。役所広司もいいよね。わかるわかる。ん?おい、ちょいと待て!そんでまさかの法廷サスペンスですかい!?まさか、まさかね…。 [review] (deenity)[投票(3)]
パターソン(2016/米)★5 なんて幸福な映画だろう。例えば、パターソン−アダム・ドライヴァーの詩作とその朗読の画面で、妻ローラ−ゴルシフテ・ファラハニが、ディゾルブでいちいち映る演出に感動する。こんなに愛情が画面から溢れてくる映画は他に思いつかない。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
パターソン(2016/米)★5 反復の快楽リズムが行き届く世界で豊潤なギミックが悉く効き粋そのものだが、本質は時代に迎合しないということ。日々移ろう空気や光や行き交う人々を総体として心から愛でる能動意思。虚構世界の中にしかアイデンティティを見出だせぬ時代へのアンチテーゼ。 (けにろん)[投票(5)]
三度目の殺人(2017/日)★5 ピンと張りつめた温度の低い画面。それは事件の高揚の反動のようだ。“生れてこなかった方が良い人間もいる”“誰を裁くのかを、誰が決めるのか”“ここでは誰も本当のことを言わない”“あなたはただの器なのか”そんな呪詛が我々を常識のらち外へと導いていく。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
パターソン(2016/米)★4 日々の雑事が人生なら、詩作は濾過された人生の痕跡。詩心皆無の私など映画館の闇で雑事を紛わすのが関の山。夫を愛する自分を含め、感性のままに総てを謳歌するゴルシフテ・ファラハニもキュート。彼女の夢語りに始まり頻繁に登場する“双子”も楽しい。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
ローサは密告された(2016/フィリピン)★5 貧困と犯罪と堕落のカオスの中でも人は足掻いて生きるしかない。だが、腹括ってみても一寸先は闇なのだ。それでも映画は一縷の希望を提示する。露光計算の行き届いた闇と状況を深化させる長回し&ピン送り。難事を切り抜けた彼女の目に映る過ぎし追憶は万感。 (けにろん)[投票(2)]
何者(2016/日)★2 若いって、こんなに恥ずかしいものでしたっけ。こんなにいいキャスティングでひとりも魅力的な人物がいないってのも、ある意味すごいと思った。 (もがみがわ)[投票(2)]
さよなら歌舞伎町(2014/日)★3 「俺、こんな汚いところでカップラーメンすすってる人間じゃないんだよ」 [review] (ダリア)[投票(3)]
地獄でなぜ悪い(2013/日)★5 リアリズムがファンタジーにより惨殺され、更なるファンタジーにより異化され、粛清させられる「楽しい地獄」。星野源(孤高の弱者のフリ!)の軽快な主題歌に乗り飛び交う生首には、涙すら禁じ得ない映画天国の再生が垣間見える。國村、友近、二階堂、堤が血達磨と化して見栄を切るなか、独善に哄笑する映画馬鹿の突き抜けた黒さも愛しい。 (水那岐)[投票(5)]
気狂いピエロ(1965/仏)★5 全てのシーンに横溢する哀感はポップな色彩と採光で皮相にも倍加され、縦横で流麗なカメラワークは運動の儚さを照射する。カリーナとの終焉が産んだ男泣きこそ繰り返し模倣され陳腐化していく先人達の遺業の中で断固としてそれを許さぬ孤高の美しさだ。 (けにろん)[投票(5)]