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セントさんのお気に入りコメント(1/175)

朝が来る(2020/日)★5 子を受け入れることに向かい理解と慈しみを深める夫婦と子を手放すことで瓦解していく少女。各々の物語は分断され関係性に捉われない。だが両者は交わり破綻へ向かう。未来への希望など見出せる訳がない。なのに河瀬は隘路をぬって光明を呈示してみせた。 (けにろん)[投票(1)]
空に住む(2020/日)★4 依る処見つからない彼女がタワマンの高層階という中空の覚束なさの中で逆説的に何かが解放される。柵から隔絶された幻影の恋が舞い降り、浮世の垢を癒してくれた猫は逝く。これからは呑んで溜めた怒りや苛立ちも大声で表明するだろう。透明感に彩られた寓話。 (けにろん)[投票(1)]
新しき世界(2013/韓国)★4 一見マグロに見えた主人公が牙を剥くまでのタメと人物配置が良く、「選択」の瞬間がスリリング。結局映画を動かすのは組織の理念でも損得でもなく「情念」であり、この「情念」を負う主演三名いずれもいいが、やはりミンシクが素晴らしく好み。既に彼岸の人の暴力的な投げやりさ。疲れた風貌に苛烈さを隠し、僅かな、しかし強い哀しみを疼かせる。記号的といえばそうかもしれないが、それがいい。 (DSCH)[投票(2)]
スパイの妻(2020/日)★4 一見チープなTVセットの前で展開される演劇的やり取り。物語も軍政下のサスペンスから愛情劇の狭間を揺蕩う。夫婦は社会正義のための同志にも似て、虚々実々の権力との戦いのなかでの駆け引きはまさしく大銀幕上の絢爛たるスケールだ。愛のため国賊にも化すこの闘争の渦中にあって、結末はまったく意外ではない。コスモポリタンの冷酷は独裁国を凌駕するのだ。 (水那岐)[投票(2)]
スパイの妻(2020/日)★5 なんと黒沢のカント主義宣言。高橋一生は9.5ミリ映画で世界を救わんとする(含『河内山宗俊』のネタバレ)。 [review] (寒山拾得)[投票(4)]
星の子(2020/日)★4 親たちのすがる宗教はひどいありさまだが、撮る側にそんな邪宗への嫌悪や侮蔑の視点が敢えて見当たらないことに妙味がある。どんなものであれ、幼い頃からの芦田愛菜を形作ったファクターとして無視しないところに大人の良識が見える。自分を育んだ環境に中指を立てるか、大切にし続けるかは本人にのみ選択権があるのだ。背骨の通った力作。 (水那岐)[投票(4)]
星の子(2020/日)★5 「わからない」ことを受け止めるということ。 [review] (おーい粗茶)[投票(4)]
いつも2人で(1967/米)★4 甘さが微塵もないシニカルさに驚く。長い夫婦人生の極めて具体的な何局面かをモザイクみたいな錯綜話法でつなげて手法的オリジナリティがあるし、我が身に突き刺さるようなリアリティもある。惜しむらくはオードリーが最早20代を演じるに不適合なこと。 (けにろん)[投票(2)]
TENET テネット(2020/米)★3 ブラナーが逆行をどう利してるのか不明で、主演コンビがやってることが自作自演の絵解きにしか見えない。ノーランはリアルな世界の軸が見えてないのでスパイ映画ってもガキのお遊びになる。そんなに逆回しがオモロイのか、よかったねとしか言えない。 (けにろん)[投票(6)]
宇宙でいちばんあかるい屋根(2020/日)★4 人生の長さをまだ知らない思春期の少女にとっての「悩み」は人生のすべてだが、老女にとっての「後悔」はあと少しだけ耐えれば自分とともにこの世から失せてしまうものだ。清原果耶の“今”のすべてと桃井かおりの“今まで”のすべての絶妙なアンサンブル。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
宇宙でいちばんあかるい屋根(2020/日)★4 家族のことや異性への憧憬といった思春期の悶々を看破し助言・指南する女ホームレスかおりの歳経た重みも半端ないが、彼女もまた救われたいのだ。この双方向な関係が救うことで救われるのテーゼを示現して気持ちいい。演出・カメラともにハイレベルだ。 (けにろん)[投票(3)]
宇宙でいちばんあかるい屋根(2020/日)★4 改めて桃井かおりの凄さを思い知る。この「血の通ったフィクショナルな老婆」という例を見ない存在の大きさはなんだろうか。そして、カメラマンの手腕の確かさもまた特記に値する。 [review] (水那岐)[投票(3)]
海辺の映画館 キネマの玉手箱(2019/日)★5 いろいろ言うが結論は一緒で、さりげなく、かつ、しくこく念を押される。話しの前後は入り乱れ、長短もテンポも気ままで唐突に思い出話しが顔を出す。いつ終わるのか分からない爺さんの話しを聞かされいるような映画だが、観終わった途端にもう一度観たくなった。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
箱入り息子の恋(2013/日)★5 シーツの中でじゃれ合うふたりがとても美しく撮れている。夏帆のファンなので正直、星野源に嫉妬w このふたりの恋の行く末は......。エンディングが中途半端な気がするが、なんとか成就してもらいたいと思わせるのはふたりが醸し出す純粋な雰囲気ゆえか。よちよち歩きの夏帆を何度でも見られるようにDVDを購入した。 [review] (IN4MATION)[投票(2)]
アジョシ(2010/韓国)★4 悪目立ちする脇役キャラと入り組んだ抗争が渋滞を起こす序盤から中盤は、あれはああいうのも楽しいのだろうか? …とか、レビューは文句多めですが面白かったです。 [review] (おーい粗茶)[投票(4)]
ドリーム(2016/米)★4 冷戦時代の米国の有人宇宙飛行計画の影に黒人女性の活躍があったのは知らなかった。差別のない世界の、最初の一歩は、天才が拓いてくれた。天才でなければ最初の一穴を空けられなかったわけだが、ゼロが1になれば、1を100にするには、あとは大衆の問題ってことを、この映画の作り手はよく分かっている。 [review] (ロープブレーク)[投票(2)]
南瓜とマヨネーズ(2017/日)★4 南瓜は素材だけでは食べられたものじゃない。それを美味しく食べるにはそれ相応の手間暇がかかるし、丸々1つを食べ切るにも1人きりでは相当の労力を要してしまう、なかなかやっかいな食べ物だ。 [review] (ナム太郎)[投票(5)]
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019/米)★4 甘酸っぱい青春ものをアクションで強引にまとめる手腕はもはや熟練と呼べる域。手堅く★3かと思ったが、ラストで★1つプラス。このラストからのおまけ映像への展開も良き哉。 (ロープブレーク)[投票(1)]
ロスト・イン・トランスレーション(2003/米=日)★5 16年間観たかった映画。 [review] (24)[投票(3)]
エクストリーム・ジョブ(2019/韓国)★3 戦略係数ナッシングの割にバカに振り切れない逸脱のモヤモヤが温いが、終盤で伏せられてたネタが釣瓶打ちされてまあええかとなる。ボンクラに見えて実はの定番展開もスベりかけるがイ・ハニちゃんのソリッド体技と捨身ブチューで男たちは昇天できるのだ。 (けにろん)[投票(1)]