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セントさんのお気に入りコメント(1/170)

幸福〈しあわせ〉(1965/仏)★5 凄い凄い、こんな凄い映画だとは思っていなかった。カメラワークにしても、カッティングにしても、圧倒的な、強烈な、自由さを持った演出の連続で、楽しくて楽しくて仕方がなくなる。そして同時に、冒頭から、恐るべき傑作であるという、揺るぎない確信を持って見続けることができる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
浮草(1959/日)★5 舞台袖からのマチ子視線の熱量は小津のワンショットへの入魂を顕すし宮川の遠近を効かせた画が立体的な編集と相俟りパノラミックでさえある。天才同士の一期一会のコラボは理想的な結実となった。シュミーズ賀原夏子バストショットこそ衝撃。 (けにろん)[投票(3)]
search/サーチ(2018/米)★4 映画における表現方法の一つの新しい可能性を切り開いた、とまでいうと言い過ぎだが、全編モニター画面内で展開させるという新工夫は新鮮味があった。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
5時から7時までのクレオ(1961/仏=伊)★5 面白い!どこを切り取っても、可愛らしさに溢れているが、理知による抑制も同居している。クレオは、若干分裂しているかのように、シーンによって感情の表出が異なって見える部分もあるのだが、映画的な二面性として納得できるバランスを確保している、というか、映画的な見せ場を作り出し続ける。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
きみの鳥はうたえる(2018/日)★4 払暁のペイルオレンジの光に照らされ続ける時だけ、クズ男は明朗で優しい男の一面を誇示し続けられる。白昼では無神経で、粗暴で、人の心を意に介さない人間だというのに。これこそが青春の刹那的な特性そのものであり、そのタイムリミットを迎えればただのガキの甘えとしか断じられない虚像だ。柄本佑 がそんなろくでなし青年を好演。 [review] (水那岐)[投票(4)]
クレイジー・リッチ!(2018/米)★4 ミシェール・ヨーを見るだけでも価値がある映画。このオールキャストアジアンな映画がどうしてアメリカでヒットしたんだろうと考えながら見てたけど、単純に面白いからだと思う。 [review] (もがみがわ)[投票(2)]
日日是好日(2018/日)★5 茶室に漂う二十四節季にまで細分化された四季の空気感。その微妙なニュアンスは草木、光線、天候、掛け軸、茶菓子、衣服の丁寧で繊細な描写から立ち上がる。微細だが確実な変化。この人智を超えた自然の摂理に同化するために、凡人たちは日々ともに輪転を繰り返す。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
あん(2015/日=仏=独)★4 ドン詰まりの男と行き場ない女子高生のゆっくり死んでゆく如き日常をそれでも慈しむかのようなカメラ使いが良い。そして再生リアクターとしての樹木の苛烈な一生も呑んで溜める佇まい。水野の使い捨ても許せる包容力だが永瀬の2度泣きが致命的。 (けにろん)[投票(2)]
あん(2015/日=仏=独)★4 樹木希林の怪演に尽きる(レビューは『朱花の月』にも言及)。 [review] (寒山)[投票(2)]
あん(2015/日=仏=独)★4 ずるいよ。もはや神々しいといえる存在感の樹木希林のせいで、ストーリーはどうでもいい気さえしてくる。あの景色と、3人の女子学生が、作品の世界を支えた。 (あちこ)[投票(3)]
あん(2015/日=仏=独)★4 幽閉状態で数十年を過ごしてきた徳江(樹木希林)にとって、人以外の森羅万象との対話は必然であっただろう。にもかかわらず、人との交流を求め、万感の喜びを得るものの、そのつかの間の安らぎを一方的に断ち切るのもまた、心ない人の情であるという悲しさ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
きみの鳥はうたえる(2018/日)★5 モラトリアムでない完全な閉塞を自覚することもできない今とそこで彼らと彼女は水槽の中の海水魚よろしく浮遊してる。足掻く奴を理解もしたくないしコンビニと遊興場があればいい。攪拌する何かが到来する前の停滞と混沌を刹那な艶で描き切った進行形の哀歌。 (けにろん)[投票(4)]
寝ても覚めても(2018/日)★4 失踪とドッペルゲンガーの合わせ技は徒にリアリズムを混入して境界を突破し損ねた感があるのだが混入物が思わぬ自走をみせる。演劇ネタでの逸脱は地震という掟破りの荒業を馴染ませ淀みがない。描写のコクは随所で見られ別けてもレストランでの邂逅は戦慄的。 (けにろん)[投票(2)]
血槍富士(1955/日)★4 リメイクゆえの「俺の色」を出したかったからなのか、大衆演劇に割り込むリアリズムが不協和音を奏でる。新しかったのか、古かったのか、今となってはわからない。 [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
たそがれ酒場(1955/日)★4 酒場の開店から閉店までの数時間、秀逸なセットと重厚かつ柔軟な撮影で魅せること魅せること。見事な西部劇の換骨奪胎。 [review] (寒山)[投票(1)]
お茶漬の味(1952/日)★5 有閑主婦連の言いたい放題が炸裂する前半が乗りに乗る台詞の応酬と微妙な間合い繋ぎで息をもつかせぬところ転調してダークサイドへ流れ込む。足るを知らぬ木暮の突き放した描写。しかし終盤の長い夜食の顛末は小津の計算を超え常道な収束を補完する。 (けにろん)[投票(2)]
寝ても覚めても(2018/日)★4 心理を微分するのでなく言動を積分することで、人物と物語を描き出す。人物の言動が心理的脈絡を追い越すように繰り出され、その断続が全体に瀰漫する不穏、その不断なサスペンスと波及し合うことで物語が紡がれる。心理的人物の表象ではなく、心理的現実そのものとしての映画。だからこそそれは、震災の変動をたんなる歴史的事実ならぬ、普遍的な世界の不穏そのものの表出のようにも描き出す。だからこその、男女の邂逅。 (ハイタカ)[投票(3)]
硫黄島からの手紙(2006/米)★5 一般人から観た硫黄島。100/100 [review] (たろ)[投票(1)]
きみの鳥はうたえる(2018/日)★4 冒頭近く、染谷将太と分かれて舗道に佇む柄本佑に、萩原聖人石橋静河が出会う。別れ際に石橋が柄本の肘を触る。こゝから、唐突にカメラが屋内(店舗内)に入り、ウィンドウ越しに柄本を映すのだ。さらに、このカットの中で前進移動も入る。おゝと驚かされたが、これって、とても古い映画のようだと思う。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
検察側の罪人(2018/日)★2 木村拓哉、二宮和也は、共に感情を抑える演技に真価があると思っている。その二人の良さを出し切れなかったのがとても残念。そして、後半はストーリー的にも自滅した感じを拭えない。 [review] (のぶれば)[投票(3)]