セントさんのお気に入りコメント(110/180)
ユメノ銀河(1997/日) | 小嶺麗奈と浅野忠信のふたりが見事なまでに溶け込んだ。夢野久作の原作の雰囲気を120%くらい遺憾なく再現。ため息が出るほど美しい夢幻の映像に酔え。 (ことは) | モノクロの映像が斬新。研ぎ澄まされた美しい画面がスローモーションのように繰り広げられて、緊密度を保ったまま、一時たりとも目を離せない。この映像に[投票(2)] |
運命じゃない人(2004/日) | review] (ぽんしゅう) | タイムシフトは、活劇や心理描写とならぶ映画の醍醐味のひとつだが、ここまで緻密かつスマートに時間と空間と人間の関係を手玉にとって観客を楽しませてくれる作品は珍しい。嫌味がなく上品で、軽やかで暖かい。こういう映画こそ一級の娯楽と呼ぶに相応しい。 [[投票(17)] |
亡国のイージス(2005/日) | review] (Walden) | 長い原作を映画化するにあたっての要素の取り出し方が不味すぎる。原作を読んでいない人が、映画だけを観て基本的なストーリーからして分かるかどうか多いに疑問であり、登場人物の個々の「想い」なぞ到底描ききれていない。 [[投票(2)] |
日本列島(1965/日) | 町田) | 意欲作であるが、前半は少し勿体ぶり過ぎだし、扱うテーマにしては「見えない恐怖」表現が足りない。伊福部昭の音楽が勿体無いです。ただ宇野重・鈴木瑞穂といった慰撫し銀に二谷の軽薄さを加えたのは映画的前進。 ([投票(3)] |
砂と霧の家(2003/米) | review] (くたー) | なんて人は厄介に出来ているのだろう。まるで行き場をなくして、群れを求めて岸を彷徨う冬のかもめのよう。 [[投票(8)] |
いつか読書する日(2004/日) | review] (町田) | 筆を折るとき [[投票(7)] |
亡国のイージス(2005/日) | review] (アルシュ) | 内容満載の原作をそつなくまとめたと言えるが、全くの緊迫感の無い作品に成り果てた。東京がピーンチ!って緊迫感が核となってストーリーが進行するのに、それがまったく無い。「考える前に考えろ」よ製作陣!! [[投票(12)] |
いつか読書する日(2004/日) | review] (worianne) | 淡々とやさしく過ぎていく時間のなかに、深淵が口をあけている。あまりにも必然のラスト。 [[投票(10)] |
ターミナル(2004/米) | review] (ゾラゾーラ) | こんな短絡的な子ども騙し! [[投票(2)] |
世界でいちばん不運で幸せな私(2003/仏=ベルギー) | review] (わっこ) | 恋愛映画としてより、ブラック・コメディとして観たほうが楽しめるように思える。 [[投票(5)] |
ヒトラー 最期の12日間(2004/独=伊=オーストリア) | review] (水那岐) | 「20世紀最大の悪魔」呼ばわりされる人物を弱者に優しく、小心者の夢見がちな男として描くこと。しかし、それゆえに彼がヨーロッパを震撼させ、自他国民ともに多くの人民を夢の犠牲としたことは決して焦点をぼやけさせられることはなく、他ならぬ「人間の所業」としての多くの犯罪が浮き彫りにされたことは評価されるべきだろう。 [[投票(11)] |
埋もれ木(2005/日) | review] (ぽんしゅう) | 日常の中の距離。それは忽然と現れる遥かなる過去の痕跡や、年に一度おとずれる時間という距離であり、見知らぬ世界から現れた異物が暗示する未知との距離。そして母と息子の間に存在する空間という距離である。その距離の体感こそが日常のファンタジーなのだ。 [[投票(5)] |
いつか読書する日(2004/日) | review] (ペペロンチーノ) | 岸部一徳ファン必見! [[投票(9)] |
サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS(2001/日) | ぽんしゅう) | 結局、異常者(あえてこう書く)の苦悩を描くふりをしながら、いつのまにか主題を家族内の矮小な関係にすりかえて凡人の涙を誘うことで、異常者を単なる奇異と笑いの対象でしか見られない作者自身の醜悪さを誤魔化そうとしている欺瞞映画。演出も冗長で凡庸。 ([投票(2)] |
ヴェラ・ドレイク(2004/英=仏=ニュージーランド) | review] (町田) | この圧倒的な赦しを前にして、私は幾らかの戸惑いを感じた。未だ青臭い私はカタルシスを求めていたのである。私は私の狭量さに恥じ入った。 [[投票(1)] |
アイランド(2005/米) | review] (クワドラAS) | デストピアSFとしてセンスの良さに溢れている。怒涛のアトラクションと化した中盤以降の連綿と続くアクションに(これがまた爽快!)影が薄くなってしまった感はあるが、地下施設での抑制された管理社会の描写があったからこそのカタルシスっていうのもある。やや長尺だが、妥協しない作りに大満足。 [[投票(3)] |
アイランド(2005/米) | 茅ヶ崎まゆ子) | 面白かった!まさに、この夏の清涼飲料水的SFアクション。ユアン・マクレガーとスカーレット・ヨハンソンという、文芸派2人が共演というのも興味深い。ショーン・ビーンの悪役もサマになっている。細かい設定のアラは探さずに、どーんと楽しもう! ([投票(1)] |
亡国のイージス(2005/日) | review] (Lacan,J) | 「よく見ろ日本人。これが戦争だ。」このシーンをピークに早くも映画は失速。クライマックスはタケチャンマンのレベルと化した。唖然(reviewはネタバレのオンパレード。観る前の方は注意してください)。 [[投票(7)] |
運命じゃない人(2004/日) | 伊坂幸太郎もどきだ)。変に落ち着いちまった三十路前後の青年よ、コレ見て前言撤回し、第二の青春を全速前進せよ! (町田) | まず抜群に面白いこと。次にフレーミング。レストランでの群像ショットの絵画的なこと。それから音使い。台詞に割って入られる音楽の馬鹿臭さ。脚本構成への拘りなんてのはそれらがあったればこそ(でなけりゃ只の[投票(4)] |
FLY,DADDY,FLY フライ,ダディ,フライ(2005/日) | review] (sawa:38) | 様々な作品で貴重な脇を務める俳優たちをバスという一箇所に圧縮したのは圧巻。一人でも濃いー脇役たちの総合力は見事。 [[投票(6)] |