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[コメント] GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)

んー。。。某マ○○ッ○○がパクッた元ネタだということを聞かなければ生涯見ることもなかったような作品ではあるが、いろいろ言いたいことがあって、つまりそれは何なのか、とかわけわからん日本語を書きつつ、つまりは
peacefullife

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







しょーもない話(笑)

人間の存在、記憶に裏付けされた存在としての人間を語ろうとしてはいるが、

どうも中途半端で泣ける。

人の存在とは、論理的で理性的な性質によるという匂いが感じられた。

ところが、人間とは、便意を催すと脂汗をかくわ、腹が減ればいらちになったりするわ、、熱が出りゃもう何もやる気なんぞなくすわ、肉体的特質とは切っても切れない存在である。

オスがメスを見て発情する様も、人間ならでは、というか、人間が動物の延長線上に居るがために、オスがメスに、メスがオスに発情するのであろう。そういった点を無視して、子孫を残そうなどという発想は、私的には頂けない。

子孫を残すという本能が、DNAから呼び起こされ、それが異性への行動として発現するのである。機械が果たして「種の多様性」を求めるであろうか。有機体としての生命であるからこそ、「老化」のプログラムや、「多様性」による異種との終わりなき闘争の道を選んだのであろう。

「老化」というプログラムを生み出す必要性のないプログラムが、何故多様性を求める行動に出るのかが甚だ意味不明であり、相手を選定した理由も全くもって意味不明である。「多様性」が理由であれば、終わりなき交配をつづけ、未来永劫に再生を繰り返さねばならない。機械が人間のような愚かなシステムを見習うのだろうか。

人間のような不完全で半分以上は動物の名残に支配された生命とは異なり、機械が生み出した「理性」は、より高度な方法を考案するであろう。

この機械には、感情移入が出来ない。感情移入する程の人間臭さがないのである。人間臭くないくせに、人間臭いものを求めようとする姿勢には、何が何だか、私は道を失った。

全体的には、まぁそれほど飽きずに楽しめた。しかし、アニメーションとしての完成度としては、どうも今一つであった。細かい部分の映像などはまぁ悪くはないのだが、AKIRAに見られたような職人らしい細部へのこだわりという部分があまり感じられず。高評価は出来ない。

マトリックス関連については、まぁパクった部分わかるなぁ(笑)。プラグ刺すところだとか、最初のスタッフロール(?)の緑色の数字びろろろーーんなんかは、笑ってしまった。

(評価:★3)

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