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[コメント] ハロウィン(1978/米)

恋人のことを想う若者達。ハロウィンに笑顔する子供達。暗闇に響くピアノの旋律。平和な町の2軒の家。そんな様々な要素が独特の空間を生み出し、マイケル・マイヤーズという存在を成立させているのだ…!ジョン・カーペンター恐ろしすぎ。
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







マスク越しに聞えてくるブギーマンの息遣いがどうも印象に残る。「あれ?13金にも息遣いの演出あったかな?」と思わせるほどインパクトが強い。これだけでこの作品の出来の良さが伝わってくる。こういうさりげない演出がカーペンターの凄味ではなかろうか?

とにかくブギーマンの存在感はコメントの通り。次、個人的に褒めちぎりたいのはやはりジェイミー・リー・カーティスの演技。序盤から中盤は若さが出ている、それといって目立った演技(活躍)はない。むしろ友人役の演技に食われているような印象もある。しかしラスト10分が彼女に対する印象をガラッと変えてしまった。彼女が悲鳴を上げるのは後半、それもラスト10分程である。ブギーマンを目の前にして……。もう圧巻としか言い様の無い、素晴らしい演技だと思う。この作品と2作目、更には7作目と8作目で彼女が出演しているが、彼女の演技をしっかりと目に焼き付けたい。それにしても「スクリーム・クイーン」って良い言葉だなぁ。

彼女の演技も、それ以上にあのオチにも衝撃を受けてしまった。確かに予想外じゃあナイ。しかしあのような余韻を生ませる演出、何がどういう状況でこれからどうなってしまうんだ?という演出。そんな魅せ方をされたら衝撃を受けるしかないじゃんか…。

(評価:★5)

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