こういう映画こそ、友達とワイワイ＆家族でまったりと鑑賞したいもんだ。

そりゃあジャッキーは数々の名作に出演し、近年はハリウッドスターとして精を出している。彼にとって人生の転機は勿論ハリウッド進出なのだと、俺は思う。これはジャッキーの挑戦であり、自信あるからこその決断だろう。こうなった以上、彼を一人の役者として、一人のハリウッドスターとして見てあげたいんですよ。今のジャッキー映画に「アクションのみ」の視点で絶対に評価したくない。

以上の考えを植え付けながら見てみると、本当に楽しめる。ジャッキーがスパイグッズ(?)盛りだくさんのタキシードを身に纏い暴れまわる。相方であるジェニファーは、その美貌を武器にしながら彼を支える。勿論、カンフーだって捨てたもんじゃない。この映画の良いテイストになっていることは間違いない。これはカンフー映画ではなく娯楽映画だ。カンフーも一種の娯楽なのかもしれないが、第一に「悪党に立ち向かう一人のモテないおっさん」というテーマを忘れてはいけない。…また、コメディのセンスもなかなかのもので、ジャッキーの人柄を上手く利用しちゃっている（笑）。飽きることの無い展開に、良い意味で複雑でないプロット。最後のニクい演出などニヤニヤもの。

ああ、それにしてもジェニファーは綺麗だ。綺麗すぎるぞ。あのアニメ声もたまんねーです。胸元に目線がいってしまうこと必至。しかも、それを確信犯的に取り込んでいる、この映画とジェニファーの姿勢が好きだ（笑