[コメント] こころの湯(1999/中国)
文化財を保護するのと同じに、残しておきたい大切なものはいっぱいある。
はじめてみる中国の銭湯。この技術も、そこへ集まってくる人たちも、無形の文化財だな。
今は、都市化の波が避けられなくて、消えていく運命かもしれなくても。
取り壊しになる事を聞いてきた息子が、これからどうするのよと父親にたずねると、”何とかするさ”。 この台詞のむこうに、この人が、通り抜けてきた中国の歴史がふと見える気がした。 俳優のチュウ・シュイがいっているのか、銭湯を営む父親、リュウがいってるのか、分からないくらいにぴったりのせりふ。 日々の暮らしと真剣に向き合っている人だからこそ、そういえるんだな。
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