クラークという人は、SFに関しては神の領域なのだが人間ドラマに関して陳腐で、欺瞞の残るヒューマニズムを描くのはお家芸なので、気にしてはいけない。

若い頃、魂に天使が舞い降りた状態で作り上げた生涯最高の芸術作品の前で、それを産みだした本人が、老後の小遣い稼ぎに、おみやげとかまんじゅうとか売ってたら一応買うでしょ？クラークの一連の2001年続編はそんな存在。監督怒ってもしょうがない。彼は売店の売り子なんだから。

もっともロイ・シャイダーが出てなかったら俺も逆上してスクリーンを破ったのち憤死。