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[コメント] ロボコン(2003/日)

元々ロボコンが大好きだったのだけれど、この映画を観て以来、以前以上にドキドキするようになってしまった。私、馬鹿だ。だけどおもしろかったんだよー!
ムク

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







とにかく青春だ! 

主人公達は合宿をしてみたり(定番!)、夜食ラーメンを皆で食べてみたり、手放せなかった携帯でロボを修理してみたり、あまつさえ優勝しちゃったり、優勝のどさくさで抱き合って喜んじゃったり、青春ど真ん中と言わんばかり。それに何より主人公達全員がぶつかっていた壁を破って自己実現してしまうあたり本当に青春映画だと思う。

それだけじゃない。悪役っぽく登場した一軍のロボット部の部員達もめちゃめちゃ青春している。みんなでおそろいのトレーナーを着て、年がら年中ロボコンに打ち込んで、マスゲームしてみたり、ライバル視しててもちゃんと手助けしようとしてみたり、素直に悔しがったり喜んだり。普通にいいやつらだ。

その上案外先生まで青春している。自分と同じ動きをするロボットを操縦してたり、ロボットと一緒に寝ていたりする。変人といえば変人だけど、いつまでもロボットで青春しているようにしか見えない。生徒達を成長させようとする手段も滅茶苦茶で微笑ましくて、未だ青春が忘れらない大人そのもの。

けれど一番おもしろかったのはこんな風に青春だー青春だーっていうようなある種暑苦しい人間の描き方をしながら、ロボコン自体は客観的な本当のロボコンのような淡々とした描き方をしていたところ。普通にロボコンとしても楽しめたし、ここにリアリティがあるからそれまでの人間劇にも現実感が出て、本当に内幕を除き見たような気になった。

あー、何か作ってみたいな。何か新しいことやってみたいな。

なんて思わせる力も持った、心から気持ちのいい青春映画そのものだと思う。楽しんだ。

(評価:★4)

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