コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] トラ トラ トラ!(1970/日=米)

「ニイタカヤマノボレ一二〇八」「ワレ奇襲に成功セリ」そして「ワレ映画に感動セリ」が新たに加わる。
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







過小評価をしていた日曜は完全休業だから働かないという資本主義なのに社会主義の利点を活かす都合のいい人間と、その後、責任の分散によって仲間(国民)を泥沼に共に強引に入れ、眠れる巨人を起こしたという表現を想像できなかった人間の全てが忠実に描かれた映画史、戦争映画という存在の最高峰映画!どちらが優秀だとは描かないで人間の愚かさに焦点をあてたストーリーに感服!

が、しかし、日本側の描き方は少々違うところもあるだろけれど、アメリカの描き方は事実とは違う事を理解して見るべき。で、そこに冷めるべき。そしてルーズベルトの罠にかかっている人間を助ける義務が我々にある。ゆとりの教育でこのような間違った『日本軍は真珠湾を奇襲した』という事を子孫に教えてはいけない。公文書の公開でも明らかなようにルーズベルト達の欲が事実を卑劣に陰険にバカらしく稚拙に曲げている事を理解しなければならない。『はめられた真珠湾攻撃 改訂新版』(著:三好誠)をアメリカナイズされまくって「アメリカ全然悪くないじゃん!原爆?落とされて当然!戦争は自由を守るものだよ。知らないの?」と言うネジが足りない人間は絶対に読むべし!

(1) イギリスは、アメリカ地上軍の救援なくして勝ち目はなかった。武器を購入する資金は底をついた。

(2) ルーズベルトは兵器産業の献金で「武器貸与法」を成立させたが、たちまち財政の危機を招いた。

(3) ニューデイル政策の辻褄がつかず、1000万人もの失業対策には戦争しかなかったが、大統領選の公約と世論から参戦は思いも及ばなかった。

(4) ドイツは日本に、「太平洋でアメリカをやっつけろ。大西洋は引き受けるから心配ない。」と対米宣戦を約してけしかけ、その暗号は解読された。 これでドイツと戦う口実が保証された。

(5) アメリカは、エチオピアを侵略したイタリーも、ドイツに対する石油供給さえも封鎖していないのに、日本に対しては完全な禁輸を行い出方を待った。

(6) ハワイには肝心の情報は伝えず、却って警戒を解くよう入念な根回しを行い、奇襲成功のお膳立てをしていた。日本の最後通告が数時間早くても結果は同じことだった。

(7) 12月5日金曜日、全米第二の新聞、シカゴ・デイリー・トリビューン紙は、トップ記事で大統領の戦争計画をすっぱ抜いた。1004万人を動員、500万人もの海外派兵、アメリカ経済の65%という途方もないものだ。国民はこの背信に怒り、弾劾に向け行動を起こそうとした矢先、真珠湾攻撃の衝撃が走った。この日、チャーチルは「救われた。」と言っている。

http://www.sanynet.ne.jp/~miyoshi/syokai-1.htmlからの引用です)

《最後に》アナタはブッシュの言うところの「テロとの戦い」を額面通りに受け取らない方がいい。「軍需産業とエネルギー産業の利益拡大」と、それによる「献金の増加」の為にブッシュは奔走しているだけに過ぎない事を。そしてルーズベルトが行った真珠湾でのマネをそのままして現代に受けるように編曲し利用して世界貿易センタービルに飛行機を事前に情報を知っていたと言われているのに突っ込ませたという事を。その方法はアメリカの常套手段なのだからどうか、アナタは反戦の立場をとってこれ以上の大国だけが無差別に爆弾を投下していても許される戦争に異議を発し反対して欲しい。Love&Peace!!

有事に関する法案に目を離さないで!!小泉も今それを見習おうしている、騙されるな!!煽りかな?まあ自分に正直に生きましょう!映画最高!

2002,4,25

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (14 人)りかちゅ[*] Orpheus TOMIMORI[*] ふかひれ[*] kenjiban[*] 新町 華終[*] 荒馬大介[*] トシ starchild kazby ina kiona[*] 甘崎庵[*] 水那岐[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。