「成長することはカッコ悪い、楽しむことはカッコ悪い、ついでに日本を知ることもカッコ悪い。なので最後まで頑張って二人は成長もせず楽しむことも日本を知ることもなかったからカッコ良い。前作から成長していないソフィアコッポラもカッコ良い。」だから私にはカッコ悪い映画。

「旅」ってのは加点評価が常識でしょうが。日本特有じゃないんだよ、テメーらも米国なのに日本語で喋り掛けられたら敬遠するでしょうが。英語で喋ると敬遠されるならば、日本語を喋ればいいでしょうが。頑張って喋ろうとする人を無視しません。脚本にもそれを含めた発想の転換が全くないのが傲慢だなぁ。ソフィアコッポラの解釈はどうなんだよ？ええ？テメーの辞書に「努力」は無いのか？

あー、もうね、小津ヲタの鬱映画『東京画』に次ぐスゲー作品。舞台が東京である必要がどこにあるのか。米国でも撮れるのに日本に来た理由が、日本のセレブに出資させるのが目的なのであれば撮影自体も、テレ東の旅番組を作っている集団とタージンに丸投げすればよかったと思う。

東京が舞台ということをスケープゴートにしまくった内容の中で、藤井隆の登場をもそれに利用したソフィアコッポラの厚顔無恥、パパ頼みの逃げ戦略は今後もつづくのでしょうか？（テレ東WBSの小谷真生子風）よ〜し、こうなったら意地でこれからもソフィアコッポラ作品のオープニングを見る！

ｂｙケツフェチ

2005_3_29