[コメント] 探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!(1982/米)
セックス・カウンセリング・クリニックが絶妙のタイミングで登場したので心をボイン&ケツにそのままもっていかれそうになるも、意外や意外で内容が渋いのにはビックリ。平たく言えば反体制チックに作ってみた思わずヌキたくなるエロエロB級映画の最高傑作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラスト、主人公マイクを鬼畜系スーパープレイボーイに仕立て上げずに理性あるエロエロ探偵に仕上げたところにグッときたね!王道のB級色豊かな銃撃戦も見応えあり!
「濱マイク」が存在するので自動的にこの映画も低く見られてしまいがちだと思うが、取り扱っている内容はCIAの膿なのだ。いわば国家権力の中枢神経という火気厳禁の危険物を取り扱っている志し高きチョムスキー色が混じった反権力映画なのだ。
そして情報機関が売春宿を経営して国家の権力者を招き入れ情報を聞き出すという一見アホらしい事のように見えるのだが、今日も様々な国で十分機能している。現に日本政府のお偉方はまんまと某国でひっかかってしまったのだから(と言うより入れ食いらしいが)。あとCIAがテロ組織を育成している事もチラリと入れていたりお約束の銃撃戦の妙と、細部が粗い言う事無しの腹いっぱいエロエロB級映画の最高傑作でした。
2002/9/21
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