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[コメント] 影なき狙撃者(1962/米)

人は生まれた時から一種の催眠にかけられている。その催眠を断ち切る為に人は苦悩する。
ジャイアント白田

主人公レイモンドがソ連中国などから催眠をかけられて、婦人会の集まりで人を2人殺す場面。今見ても恐ろしいが、これで見る者に共産主義は恐怖だということを強く印象づけさせられる事が可能。当時、制作者サイドは催眠と洗脳を見る者にかけていた。作中で一番怖いのは母親であり、この映画の生みの親だと強く感じる。

[蛇足]

イラク、イランなどを仮想敵国(現代風に言えば「悪の枢軸」)とし、今でもやりたい放題で催眠と洗脳は続いている。そして戦争を有事と言い換えて政府は国民を洗脳し催眠をかけて破滅の道を進ませようとしている。今見ても怖いのはそんな要因があるのだからかもしれない。

2002/8/3

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)Orpheus

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