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[コメント] ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002/米)

こうなりゃ褒めるしかない!ハリーポッター映画は良い映画です!日常に氾濫する情報を消費するのに忙しすぎて、やもえず想像を止めた読者の、完全な答えが欲しい欲望に蝕まれた体に染み渡る良い映画です!素晴らしい老婆心の持ち主が作った良い映画です!
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







原作ありきの映画は総じて評価は低くしないと人間性が失われるのではないか?と焦って思ってしまうぐらいにお手軽、陳腐は酷さを加速させている。マズローの欲求段階説(1年バージョン)を照らしてみても、それは明らかであると言えるのではないか。

「それ」つまり、作り手も想像を止めてしまっていると言うこと。止めるブレーキを強めたと言うこと。受け手も想像を止め、作り手も想像を止めてしまう状況を増長したハリー・ポッターシリーズ(映画)とロードオブザリングスシリーズ(映画)を作った側の罪は、大きい。大きすぎる。

原作(または本、種々のメディア)を消費するだけ消費して、自分の力にしない、現代人間の弱さと怠慢が惨たらしい想像力低下の惨劇がただひたすら内外で動いているだけの映画である。ファストフードを消費するのではなく、“食物”を咀嚼し消化した映画が見たいもの。「それ」つまり、人のふんどしで勝負するのではなく、オリジナリティ勝負。

そんだけのCG技術あったら独創性だせるだろ?とは思わない?

本を読めば済む映画を撮って楽しいか?

前頭葉を退化させ感性の受容器の容量を減殺してくる映画制作者に鉄槌を。独創性豊かな作家に光を。

2003/5/5

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)トシ[*] 町田

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