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[コメント] 世界の中心で、愛をさけぶ(2004/日)

まあ、上手くまとめてるとは思うけど。でもちょっと脚本がヒドイな(坂元裕二の使い方を間違っている)。それでも四国の風景が懐かしい(四国出身なもんで)。
solid63

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







最初にお断り。ワタクシはドラマ→原作→映画の順で観ました。映画はDVDで見たのですがヒットしたのが分かるように上手くまとまっているし、田舎の風景を活写している点ではドラマに勝っている。ただいくらなんでも、律子(柴咲コウ)が同郷の出身でサクとアキのメッセンジャーガールを務めていてそれで十数年後にサクとクドカン(役名がわかんない。それにしてもよく映画に出る暇あったよな)の紹介で出会うのはあまりに脚本としてひどいと思う。あと律子が交通事故にあう必然性っていうのがあまり感じられないし。まあそれを除けば2時間強の映画としてはよく出来ている。でも(あとから出てきたので当然だが)原作と映画の美味しいとこ取りをしていたドラマが完成度は一番高いかな。あと謎なのは原作である。スカスカ。だからこそ映画もドラマも付加要素をつけられていい作品になったのだとは思うが。このサイトの主旨からは外れるがこの原作が日本の小説のNo.1売り上げになっているのはやっぱおかしいと思う(まあ俺も買ったんだけど)。映画関係者の方。「セカチュー」の前の文芸書売り上げNo1「ノルウェイの森」を映画化してみなさいよ。「セカチュー」は原作がほぼスクリプトのようなスカスカな形だったからうまく映画化できたんだと思う。「ノルウェイ」は村上春樹が映画化を拒否してんのかとは想像つくけど(思い込み多いし)。でも「ノルウェイの森」を完全に映画化できたら当たると思うよ。村上春樹の最大のヒット作だし(まあディテールの書き込みが多いから映画化には困難が伴うけどねえ)。 まあまとめると、映画としてはそこそこよく出来てます。DVDで買った価値はありでした。(でもドラマ版もたぶん買っちゃうけどね)。

(評価:★3)

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