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[コメント] エリザベスタウン(2005/米)

いるいる。
リア

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







決して悪いコじゃないんだけど・・分かってるんだけど… ”ウザイ” の極みってコ。

あくの強い クレア(キルスティン・ダンスト) に鼻白んだ。

飛行機を降り去って行く ドリュー(オーランド・ブルーム) の背中に向かって何度も叫ぶ クレア(キルスティン・ダンスト) 。 かなりキツかったです。実際に居たら、ほんときついなーとしみじみ思いました。

映画だから成り立ってるだけーの、この恋物語。

落ちてる人を励ます意味で、手の込んだあれこれする事は微笑ましくて好き。応援したくなる。

けれどクレアの場合って、そりゃー励ます意もあっただろうけど、ドリューをモノにしたくてしたくてしたくて...と、それが前面に出ちゃってる感否めなくって、見てて引いちゃうんだよな。

匙加減ってのがないからかもしれない。押して押して押し捲れーは見苦しいよ。

理の通った信念を持ち真っ直ぐ生きてるよーなタイプや、自分自身に対する評価が高く自分に自信があるタイプって、自信があるだけに、こうなるのかな?とふと思ったりした。

どっちかって言ったらクレアは後者だよなー…。その自信はどこからくるの、な自信過剰タイプ〜と、私には映ってしまった。

クレアとドリューの出会いののっけ(飛行機の中) から、クレアの押しの強さが結果功を奏したわけだから、「良かったね!」 で締め括れるけど、、 けど!恋愛で相手に振り向いてもらう為にの手の込み過ぎなアレコレは、「そこまでしないと駄目なわけ…?(付き合えないわけ…?)」 と、賛成できないので、消化不良。

手の込んだアレコレが気に食わないってゆーより、クレアの恋愛に費やし過ぎな時間に好意が持てなかったのかも。

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自殺には色々事情があると思うけど、ドリュー(オーランド・ブルーム) の事情、会社に大損失・ダメージを与えてしまった上、自分一人の責任になり… って、大事(おおごと)だと思う、とっても。

でも、それが自殺したいと思った事情ってので、最初から私はドリューに対しても拒絶反応を起こしてしまった。

本作は恋物語だけではなく、彼の再生の話でもあると思う。

けれど、自殺したい事情があーんな事情なだけに、「こんな奴は勝手にやらせとけ。」 と思ってしまったのは確か。

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ドリューの父のお別れ会みたいなやつの、ドリューの母(スーザン・サランドン) のスピーチには度肝を抜かれた。

そしてもう苦笑いが止まらなくなった。

飾り物の飛行機の模型?か何かに火が移り、会場がパニックになった時なんて、涙が出そうになりました。 苦笑いで涙が出そうになるなんて…初体験だったかもしれません。危うく 「ヒー」 と息が洩れるトコでした。

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色んな事がもどかしく、遠回りに感じましたが、それでも時にはこーゆー時間も必要なんだろうなと思えたので、★+1。

澄んだ空気感も良かったし。

'05.11.@チネチッタ / '06.03.18 記述 / '06.06.28 訂正

(評価:★2)

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